077278 ランダム
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Caloriの脳内フォトグラフィー

セルフヘルプ系おすすめ書籍


ささいなことにもすぐ「動揺」してしまうあなたへ.
エレイン・N・アーロン著 講談社
(’The Highly Sentivie Person’ Eleine N. Aron)


やはり自分はこの部類に入るんだろうなー.空腹に異常に弱いし、ささいな事に気付くし、直感で決めることが多い.一度に多くのことが起こると混乱する.一人でいる時間がかなり必要、などなど.

ちゃとさんやSPAMさんのレスいただいたように、人にはいろんな面があって当然と私も思う.加えて社会生活をスムーズにしていくためのペルソナも何枚か必要になってくる訳であって.

この本の著者は、アメリカの心理学だかの教授で、彼女自身自分の過敏な性格に悩まされていて、20年の主婦としての生活の後、自分の悩みであるこのような人達をテーマに研究活動に復帰.研究を始めたとたん、「自分もそうだ」と、あれよあれよと社会的な指示を受け出版したらヒットした、という経緯がある.

なんでも人の5人に1人は、Highly Sensitive Personに分類されるらしい.彼女の解釈としては、敏感な人達の存在の存在意義というのは、危険をいち早く察知して社会の危険を回避したり、新しい考え方や発明品を生み出して社会に貢献するためではないか、ということらしい.環境でも変わるのだが、基本的には、highly sensitive personは生まれつきのものであると.

結局この本の目的は、自分一人変な奴じゃないか、どうして他の人が平然とできることが自分にとってはとてつもなく辛いことなのか?と悩める人々に分類先をあたえ(こうすると人は安心する)且つ色々な事例を挙げて励ますことであるので、疑ったりせずに「ああ、自分は才能ある一群の一人なのだ、良かったな?」と納得できればそれで良い.次回のカウンセリングのネタにいいかも.

この本、同じような悩みをお持ちの方は是非読んでみてくださいな.救われた気持ちになること受合いです.


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